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2021.07.14

グランピング

事業再構築補助金などの影響もあり、
「グランピング施設を始めたい」というお声をいただきます。

もともとグランピングは、
「グラマラス + キャンピング」の造語です。
グラマラスの意味は、「魅力的」と訳されることが多いですが、
主に、異性に対する本能的な魅力、という意味合いが強いようです。

グランピングとは、
「自然の中で、動物的に、少し理性を忘れて、自由に過ごす」
というような意味合いがあり、
欧米系は、ここに「ラグジュアリー」を加えることで、
一時のブームとなりました。

日本では、「自然の中の人工的で快適なキャンプ」
のようなイメージが強いと思います。

虫がダメ、暑くて(寒くて)寝れない、シャワーやお風呂が欲しい、
など、清潔な日本人向けにアレンジされた、
「日本式グランピング」が人気のようです。

ポイントとしては、
・ハコ:宿泊はドームテントで空調・防犯完備
・メシ:食事は別場所で、基本はBBQ(というよりは野外焼肉)
・フロ:ユニットバスか、近くの温泉施設・大浴場など
・コト:ちょっとした野外体験(フィールドビンゴや飯盒炊飯など)
・カネ:高いと思われます(1人20,000-50,000円)

今は、まだ競合が少なく、需要が高いので、
当分は、「儲かるビジネス」として注目を浴びそうです。

先日、天橋立近くの施設に行きましたが、
日本人目線で行くと「これは、高いな、もう来ない」となりますが、
日本人は「サービス過剰」なところがあります。

「ここで何を体験して、何を感じて、何を持って帰ってもらうのか」
が明確で、あるいは、
「ここにいる自分が素敵」と思えるシーンがあれば、
当面の間は、需要がある、と思います。

10-15年周期で、ブームが引いては押し寄せ、を繰り返す日本で、
どこまで根付くか、楽しみなビジネスの一つです。