代表写真

当社の考え

ブログ

2024.04.20

政治の再生も、旅館の再生も、似てるなあ。

こんにちは。

ホテル旅館コンサルタントの坂本です。


政治家は、脱税し、

警察官は、盗みを働き、

教師が、盗撮をする


そんな時代です。

モラルも何もない、

そんな時代です。


私が、小学生の時、

40代の大人は、

とても

「格好の良い」

人たちが多かったように思います。


今の小学生に、

「お父さん、お母さんは、

かっこいいかな」

って聞いてみたら、

どんなふうに答えるのでしょうか。

私自身も、

とても心配な印象を与えているのではないでしょうか。

「不甲斐ない大人」

「格好悪い大人」

「夢も希望もない大人」

「笑顔もない大人」

「大人になりたくない」


そんな風に、言われないように、

日々、自分を管理していかなければ、

いけませんね。


さて、

前回、

失われた30年について

個人的な意見を書かせてもらいました。

政治も経済も経営も、


「夢も希望も見えない日本」


が課題なのかと思いました。


では、それって、

具体的に、

どうすれば、少しは改善されるのか、

経営コンサルタントなので、

少し考えてみました。


先日、

千葉県流山市の市長をされている方の、

ネット記事を読みました。

アメリカで、

都市計画コンサルタントを

されていた、とのことで、

相当優秀な方なのだと思います。

その方が、

「自分は政治家とは思っていない。

自治体の経営者だと考えている」

ということを、

おっしゃられていたそうです。


この言葉は、

まさに(私ごときが恐縮ですが)、

「我が意を得たり」

と思いました。


そうなんです。


国の政治家、

都道府県知事、

自治体の長、


誰を見ても、

国を、

都道府県を、

市町村を

「経営している」とは言い難い状況ではありませんか。

そして、

自分の地域のことしか考えていない、

まさに

「部分最適に没頭している方々」

ばかりではないでしょうか。


高度経済成長時代は、

わかりやすかったのだと思います。

「この村に、高速道路は必要か」

賛成派、反対派、選挙で選ぼう。

「この町に、原子力発電所は、必要か」

賛成派、反対派、選挙で選ぼう。


ところが、

経済が低迷してくると、

そのような、

大型公共工事はなくなり、

金額的に小さい工事や、

影響の小さい案件、

が、選挙の争点となってしまい、

重箱の隅をつつく様な、

「揚げ足取り合戦」

になってしまったのではないでしょうか。

さらに景気が停滞すると、

それすらも薄れて、

XX党なのか、XX党なのか、

という政党選びを迫られるため、

「無党派」が生まれて、

試作の内容などは、

重要ではなくなってしまっています。



静岡県の川勝知事が退職されました。

色々とみなさんご意見もあると思いますが、

それよりも、

「リニア工事がいまだに、

高度経済成長時代の残骸のように、

議論されている」

ことに、

驚きを隠せません。

大阪万博もそうですが、

もう、

おっきな打ち上げ花火のような、

大規模土木工事、

国家プロジェクト

に、価値を見出すことは、

あまり意味がないのではないでしょうか。


それよりも、

国の政治家は、

大きな日本の方向性を示し、

各自治体の長は、

「国の方針を考慮した、きめ細かで、丁寧な対応」

により、

「本当に創るべき街」

を創る必要があるのではないでしょうか。


流山市の例で見てみると、

①現状分析(大きな国や県の方針の確認)

②ビジョン・経営方針の設定

③ターゲットの設定

④③に合わせたサービスや商品を開発・提供

⑤認知向上への取り組み

⑥住民からのフィードバック

⑦既存の取り組みのブラッシュアップ

⑧新しいサービス商品の開発・提供

⑨④→⑧を繰り返す

と言う流れの中で、

①少子高齢化対策 → 子育て視線

②「母になるなら流山」の設定

③ターゲットは「新婚夫婦」「ファミリー層」

④②③に即したサービスの提供
(駅前保育園バスサービスなど)

⑤メディアへの露出、移住体験など

などが、挙げられると思います。


実は、

私は15年ほど前、

仕事で流山市へ、よく行っていたので、

「家を買おうかな」

と考えていた場所でした。

つくばエクスプレスが通り、

駅前に、ショッピングモールが2つあり、

駅前のマンションも3LDKで、2,000万円台でした。
(記憶違いだったらすいません)

今、

流山市は

15年前よりも、

メディアに取り上げられることが増え、

実際に、

ターゲット層の住民も増加しているようです。


では、

私も、

生まれ故郷である、

大阪府箕面市の市長になったら、

どんなことに取り組みたいか、

「できる」

「できない」

はあるでしょうが、

「どうすればできるか」

という気持ちで、

妄想してみたいと思います。


①子育て支援を主軸にしたいと思います。

②「自然に還る街、みのお」

③ターゲットは、第一優先:ファミリー層、第二優先:高齢者層



では、具体的な取り組みは、

どのような取り組みを行うでしょうか。

まずは、市としての収入を増やすことが第一優先です。

・箕面の滝・勝尾寺への山道の整備
(車通行時間の規制、ベンチの設置など)
(滝の眺望が良い場所にスタバ誘致、・・・やっぱり効果が高い)

・大江戸温泉「箕面温泉」のテコ入れ

・箕面駅前の再開発
(大規模ショッピングモール、公園、屋内キッズパークなどにより、
雨の日にも、阪急沿線ファミリーに来てもらいます)

・止々呂美地域などの、車道整備
(BBQ・キャンプなどの自動車渋滞の解消)

・「明治の森」の活用
(支援体験など)

・空き家の活用
(民泊やシェアハウスなど)


次に、

住民サービスの充実を図ります。

市内5中学校を中心に、
・ショッピングモールの誘致
・公営住宅の設置(低層階:高齢者、中高層階:ファミリー層)
・総合病院の設置
・公園と屋内キッズパークの設置

・バス運行の見直し

などに取り組みます。

もちろん、

これは私の

「妄想」

です。

でも、

考えると楽しいです。

皆さんも、

考えてみませんか。


「自分のなりたい人生」

「自分の理想の家族」

「自分の住みたい街」

そして、

「自分の子どもや孫に自慢したい国」

を。

そのためにも、

一人一人が、

「夢・ビジョン・目標を持つ」

ことがとても重要なのかと思います。

さて、

これって、

旅館再生と似ているんですね。

私も、

旅館の自主再建や、

経営改善のときの

進め方は、

以下のような感じです。

①地域の特色や観光名所などを確認

②施設コンセプトなどを設定

③ターゲットを設定

④従業員の面談と認識共有

⑤売上を上げるための取り組みを実行
(レベニューマネジメントや料理改革など)

⑥料理・客室t照明など、比較的安い投資での改善

⑦従業員の待遇改善

⑧④→⑦の繰り返し

となります。

そして、

もう一つ重要なポイントは、

「現経営層には、肝炎退陣していただく」

と言うことです。

これができないと、

自主再建は、

数年以上遅れるか、

実現しない、

ことがほとんどです。

結果、

廃業になるホテル旅館も多くあります。

さて、

日本国はどうでしょうか?

「亡国の危機」

ですが、

私の周りを見ても、

「誰も本当の意味での危機感を持っていません」

「日本は平和で良い国です」

魅力的な、リーダーシップを持ったリーダーに、

早く、現れて欲しいものです。