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2023.05.14

【料理メニュー改革】6つのポイント:3. ビジュアルコンテンツ「写真」「動画」

こんにちは。

ホテル旅館コンサルタントの坂本です。


前回に続いて、

料理メニュー改革についての6つのポイント

6つのポイントは、

1. 料理[XXづくし」

2. 感性「器」と「盛付」

3. ビジュアルコンテンツ「写真」「動画」

4. 料理説明「接客」

5. 売上収益と顧客満足度アップ「ドリンク」

6. 情報発信「SNSの活用」

です。


今回は、

3. ビジュアルコンテンツ「写真」「動画」

について、

説明したいと思います。


自分でビジネスをされている方にとって、

・ホームページ

や、

・SNS

などは、

当たり前の集客ツールになっています。


そして、


この集客の成否を分ける要因の一つとして、


「写真」



「動画」

が、

「非常に重要な要因」

となっていることは、

今更、言うまでもない

ことです。


それで終わると、

プロとしては、

ちょっと物足りないので、

もう少し補足しますね。


人間の情報取得について、

「視覚が70%」

と言うような話を、

聞かれたことがある方も多いのではないでしょうか。

確か

「聴覚が20%」

で、

目と耳で合わせて90%の情報が占められている、

と言うことです。

その中でも、

視覚での情報が、

圧倒的に有効であることは、

言うまでもありません。


そして、

もう一つ、

特にこの

「観光業界」

における、

「インバウンド対策」

については、

言語でのコミュニケーションに

不備・不足が出るため、

「ビジュアルによる情報提供」

が、

「絶対に必要」

です。


「美味しそうな料理」


「綺麗な景色」


「雰囲気の良いホテルの客室」

など、言葉がなくても、

写真や動画だけで、

十分魅力を伝えることが可能になります。


逆に言えば、

「言葉でいくら伝えても上手く伝わらないことも、

写真一枚ですぐに伝わる」

と言うことが可能になります。


そのため、


「写真」



「動画」

は、

非常に重要なツール

となります。

そして、

そのツールを活かす場所が、

「自社公式ホームページ」

「OTAサイト」

「SNS」

になるわけです。

ここで、

自社ホームページやOTAサイトでの

「料理写真」

のポイントとしては、

「前菜・メイン料理・デザートは単品でアップで載せる」

と言うことです。

昔の旅館会席的な、

「総花的な”こんなにたくさん品数がありますよ”写真」

では、

「なんとなくたくさんあるな」

は伝わりますが、

今は、

「量より質」

が求められる時代です。

みなさんが、

初めての外国へ旅行へ行った時、

たくさんの料理が写っている写真をみて、

「このコースをお願いします」

となりますか?

1品1品が写っている写真から選ぶと思います。



今後、

「インバウンドへのアプローチ」

も考えれば、

今から、

しっかりと、

「1品1品についての説明」

や、

「アレルギー・素材などが解説されたものを作る必要」

があるからです。



理想は、

「この料理が食べたいから、この宿泊施設に泊まる」

と言うオーベルジュ的な考え方で、

料理構成ができれば、最も良いと思います。





また、

「写真のクオリティ」

についても、

一昔前は、

様々な敷紙を敷いて、

撮影をしておりましたが、

この

「いかにも商売用の写真」

と言うのは、

リアルエージェントのパンフレット・チラシ用には

良かったのかもしれませんが、

「料理の真実の姿」

を求める顧客にとっては

「営業臭くて嘘っぽい」

となりかねません。



自社公式ホームページは、

そこそこ良いカメラで撮影した写真でも良いと思いますが、

OTAの宿泊プランでも、

スマホで撮った写真で十分です。



SNSでは、

むしろスマホで撮った写真の方が、

「真実味がある」

と言う理解を得やすい、です。



一枚一枚、

一動画一動画の

品質を上げるよりも、

「SNSサイトにアップする回数を増やす」


できれば、1日4回アップする、

「#(ハッシュタグ)をしっかり意識する」

ことの方が重要です。



1日4回アップしようと思えば、

毎回新しいネタを用意するのは大変です。

ですので、



昨年の写真やネタを、

そのまま再利用する、

と言うことも、全然OKだと思います。



「全ての方が、全ての投稿を見ているわけではありません」


魅力的な情報は、

何度でも配信すべきでしょう。

コメントについては、

「考えるのが手間」

と言う方が多いです。



その場合は、

#キーワードを25個ほど考えて、

コメントはなしにして、


「#キーワードをコピペするだけ」

で、投稿することをお勧めしています。



また、

この#キーワードについては、

インバウンドを狙うのであれば、

必ず、

#JAPAN
#(英語の宿泊施設名)
#HOTEL
#(英語の地域名、例えばKANSAIやWAKAYAMApref.など)

は入れてください。



インバウンドの方々が、

写真を見て、

「行きたいな」

と考えた時に、

#YOSHINO

とか

#NARApref.

を見ても、

どこの国かわかりません。

TOKYO

OSAKA

KYOTO

くらいでしたら、通じるかもしれませんが、

それでも、

#JAPAN

を入れるべきでしょう。



また、

「#(英語の料理名)」

も入れてください。

実際に来店されて注文できる方ばかりではありませんので。



動画についても同様です。

youtubeでは、

字幕機能で、

世界中のほぼあらゆる言語に字幕を翻訳できます



これで翻訳した動画を配信するだけで、

全く効果が違ってきます。

ぜひ、試してみてください。


今から、しっかり準備をすれば、

「料理で選ばれる宿」に、

多くの宿がなれるチャンスです。

インバウンドが本格的に戻ってくるまでがチャンスです。


皆様の宿が、さらにさらに魅力的になるお手伝いを、

一緒にさせていただければ、と思います。



次回は、

料理メニュー改革についての6つのポイント

4. 接客「料理説明」

について、

解説します。