2022.03.25
旅館の雰囲気を変える3つのカラーと5つのアイテム ①照明
こんにちは。
ホテル旅館専門コンサルタントの坂本です。
ホテルや旅館の経営改善に伺うと、
「お金はかけられません」
と言う事業者様が、
まあまあいらっしゃいます。
本音を言えば
「じゃあ、呼ばないでください」
と言うところです。
あなたたちが、
「知らない」
「働いたこともない」
「繁盛している宿」
を経営して、運営して、コンサルティングしてきて、
「では、その経験と知識と方法を教えます」
と言ってるそばから、
「要らない」と言ってるようなものです。
人間ですから、
気持ちもわかりますが、
今まで
「やるべきことをサボった結果」
「かけるべきところにお金をかけなかった結果」
「変化に気づかないように過ごしてきた結果」
が、今の状況と、真摯に反省してほしいです。
「反省」と言うよりは
「危機感」
を持ってほしいです。
この先も、本当にやっていくんですか?
「今までの延長線上のやり方・考え方で、
本気で改善すると思ってるんですか?」
と言うことです。
そして、もう一度言いますが、
「みなさんが知らない90%以上の高稼働で、
10万円程度の高単価の高級宿での運営経験や改善経験を、
”知っている”」からこそ、ホテル旅館専門のコンサルタントをしている、
と言うことを、ご理解いただきたいです。
その中で、
私が、いの一番に提案するのが
「レベニューコントロールの導入」です。
本当に「危機感」を持ってくださる方は、
すぐに「レベニューコントロールの導入と相談」
があり、私の経験で言うと、導入を即決されます。
逆に言えば、危機感を持っていれば、
「レベニューコントロールの導入が最優先なことを理解している」
と言えるでしょう。
この「レベニューコントロール」については、
私のビジネスパートナーで、
絶対の信頼のあるNBSホテルマネジメント社様
にお願いしています。
https://www.nbs-management.com
私の経験上、この会社が関わったホテル旅館は、
前年比で売上を確実に上げています。
今も、いくつかのホテル旅館をお願いしていますが、
このコロナ禍にあっても、売上を上げています。
(普通に前年比200%以上とかが、当たり前です。
前年が酷すぎたのもあるのでしょうが・・・)
早ければ3−6ヶ月で、売上がアップします。
ここで、「NBSの実績」「私への信頼」と
「キャッシュ(投資用現金)」を作ります。
そうすることで、
本当の改善実行に移行できるようになります。
まずは、「料理」から改善することが多いです。
この「料理」については、以前のブログに書いていますので、
ご一読ください。
並行して、部屋やパブリックスペースの設えを整えます。
この時に3つのカラーと5つのアイテムを意識することで、
設えは、一気に魅力的になりますので、
ご参考にしてください。
・3つのカラー
とは、コンセプトカラーのことです。
「施設コンセプト」などは、よく聞くと思いますが、
これは当たり前に設定していただいて、
お客様に、より重要なのは「コンセプトカラー」です。
私が改善のお手伝いをしてきたホテル・旅館では、
必ず「コンセプトカラー」を設定しました。
メインコンセプトカラー1色、サブコンセプトカラー2色、です。
これは、施設の場所やターゲット、オーナーの好み、など、
基準は、なんでも良いのですが、
とにかく「決める」ことと、
パートアルバイトまで「共有する」ことが重要です。
例えば、海の近くのホテルであれば、
「オーシャンブルー」をメインコンセプトカラーに、
雲の「ホワイト」と太陽の「オレンジ」を
サブコンセプトカラーに、
のように設定します。
ファミリー向けであれば、
「グリーン」「オレンジ」「ホワイト」が定番ですね。
これを「決めて」全てのスタッフへ「共有する」
と言うことが重要です。
これにより、まず「購入する物」の色が統一されます。
リフォームなどの時の壁紙の色や家具などが統一されます。
その結果、「空間が統一」されます。
このプロセスが非常に重要です。
まずは、「3つのカラー」を設定してください。
そして、お次は「5つのアイテム」です。
①照明
②植栽
③クッション
④鏡
⑤壁紙
です。
これは、設え、空間の雰囲気を劇的に変えるアイテムです。
特に照明は、手軽に宿の雰囲気を変える活用必須アイテムです!
まずは、①照明
からです。
宿のバックヤード(調理場以外)も含めて、
「電球色に変えましょう」。
これ、すごく大切なので、
もう一度書きますね。
「電球色に変えましょう」。
いわゆる「電球色」はレトロな、
黄色調の色味です。
最近では、LEDタイプ、蛍光灯タイプ、など、
ほぼあらゆるタイプに適合できる「電球色照明」があります。
まずは、宿の中の、「蛍光灯(白色)」を、
「電球色に変える」だけで、宿の雰囲気が、
とても温かいものに変わります。
実は、蛍光灯明るすぎるがゆえに、
「陰(かげ)」を作ってしまいます。
部屋の四隅や天井などが暗く見えるのは、
この「蛍光灯による陰」が、
部屋の雰囲気を暗くしています。
そのため、その陰をなくすために、
また「蛍光灯」を追加します。
そうすればそうするほど、
「どんどん明るく、白っぽい、事務的な空間」
例えるなら「病院のような」「オフィスビルような」
空間に近づいて行きます。
でも、ホテルや旅館は、
「仕事する場所」ではないですよね?
「リラックスする場所」です。
あまり明るすぎるのは、やはり「特別感」に乏しく、
「リラックスできない場所」になってしまいます。
また、そうは言っても、
「うちのお客様は年配の方が多いから・・・」
と言うご意見も多々いただきます。
ご安心ください。
「いろんな電球色がある」とお伝えしました。
今は、調光・明るさを、段階的に変更できる照明が、
たくさん出ています。
例えば↓
https://store.shopping.yahoo.co.jp/light-pro/AH52368.html?sc_e=slga_fpla
電球色はもちろん、蛍光色にも変えられます。
明るさも変えられるので、ご年配のお客様対応も可能です。
これは、本当に一部の一部です。
次に、先ほどお伝えした、四隅について。
「暗いところを明るくするのが照明」です。
そのため、部屋の「8隅を照らす」が基本です。
天井の四隅、床の四隅、です。
そのためには「行灯」が最も効果的です。
統一した形の、同じタイプの行灯を、
四隅におくことで、空間の統一感が、
ぐっと上がります。
もし壁の段差などがあれば、
そここそ「陰」になるわけですから、
そこに「行灯」を設置すると、良いわけです。
なので、照明を買うときは、
基本4−5個を1セットとして購入するようにしてください。
また、
廊下などは、等間隔で、並べることで、
「照明に引き寄せられる」効果を作ることができます。
真っ暗な廊下を歩くより、
雰囲気のある廊下を歩きたい、ですよね。
さらに、「照明演出」について、
簡単にテクニックを紹介すると、
人間の目は、
自然界の中で、
「(太陽)光は上から注ぐもの」と言うことが、
脳にインプットされています。
なので、川面(下)から上に映る日光などは、
違和感を覚えて、そして多くの人には
「綺麗だな」
と言う印象を与えます。
これを活用したのが、
最近ですと、「木を下から当てる照明」です。
自然界にはほぼ無い光です。
建物に下から映る木々の陰は、
観ていて、とても素敵な印象を与えます。
こう言った「照明演出」ができるようになってくると、
客室の設えや備品への照明なども、
一気に「魅せる照明」へ変わってきます。
今、照明は、
最も注目されているインテリアアイテムの一つです。
コンセプトカラーを設定して、
まず「色で空間を統一」して、
照明を活用することで、
「雰囲気で空間を統一」する、
ことを、取り組んでみてください。
「植栽」以降は、また次のブログで書きたいと思います。
ホテル旅館専門コンサルタントの坂本です。
ホテルや旅館の経営改善に伺うと、
「お金はかけられません」
と言う事業者様が、
まあまあいらっしゃいます。
本音を言えば
「じゃあ、呼ばないでください」
と言うところです。
あなたたちが、
「知らない」
「働いたこともない」
「繁盛している宿」
を経営して、運営して、コンサルティングしてきて、
「では、その経験と知識と方法を教えます」
と言ってるそばから、
「要らない」と言ってるようなものです。
人間ですから、
気持ちもわかりますが、
今まで
「やるべきことをサボった結果」
「かけるべきところにお金をかけなかった結果」
「変化に気づかないように過ごしてきた結果」
が、今の状況と、真摯に反省してほしいです。
「反省」と言うよりは
「危機感」
を持ってほしいです。
この先も、本当にやっていくんですか?
「今までの延長線上のやり方・考え方で、
本気で改善すると思ってるんですか?」
と言うことです。
そして、もう一度言いますが、
「みなさんが知らない90%以上の高稼働で、
10万円程度の高単価の高級宿での運営経験や改善経験を、
”知っている”」からこそ、ホテル旅館専門のコンサルタントをしている、
と言うことを、ご理解いただきたいです。
その中で、
私が、いの一番に提案するのが
「レベニューコントロールの導入」です。
本当に「危機感」を持ってくださる方は、
すぐに「レベニューコントロールの導入と相談」
があり、私の経験で言うと、導入を即決されます。
逆に言えば、危機感を持っていれば、
「レベニューコントロールの導入が最優先なことを理解している」
と言えるでしょう。
この「レベニューコントロール」については、
私のビジネスパートナーで、
絶対の信頼のあるNBSホテルマネジメント社様
にお願いしています。
https://www.nbs-management.com
私の経験上、この会社が関わったホテル旅館は、
前年比で売上を確実に上げています。
今も、いくつかのホテル旅館をお願いしていますが、
このコロナ禍にあっても、売上を上げています。
(普通に前年比200%以上とかが、当たり前です。
前年が酷すぎたのもあるのでしょうが・・・)
早ければ3−6ヶ月で、売上がアップします。
ここで、「NBSの実績」「私への信頼」と
「キャッシュ(投資用現金)」を作ります。
そうすることで、
本当の改善実行に移行できるようになります。
まずは、「料理」から改善することが多いです。
この「料理」については、以前のブログに書いていますので、
ご一読ください。
並行して、部屋やパブリックスペースの設えを整えます。
この時に3つのカラーと5つのアイテムを意識することで、
設えは、一気に魅力的になりますので、
ご参考にしてください。
・3つのカラー
とは、コンセプトカラーのことです。
「施設コンセプト」などは、よく聞くと思いますが、
これは当たり前に設定していただいて、
お客様に、より重要なのは「コンセプトカラー」です。
私が改善のお手伝いをしてきたホテル・旅館では、
必ず「コンセプトカラー」を設定しました。
メインコンセプトカラー1色、サブコンセプトカラー2色、です。
これは、施設の場所やターゲット、オーナーの好み、など、
基準は、なんでも良いのですが、
とにかく「決める」ことと、
パートアルバイトまで「共有する」ことが重要です。
例えば、海の近くのホテルであれば、
「オーシャンブルー」をメインコンセプトカラーに、
雲の「ホワイト」と太陽の「オレンジ」を
サブコンセプトカラーに、
のように設定します。
ファミリー向けであれば、
「グリーン」「オレンジ」「ホワイト」が定番ですね。
これを「決めて」全てのスタッフへ「共有する」
と言うことが重要です。
これにより、まず「購入する物」の色が統一されます。
リフォームなどの時の壁紙の色や家具などが統一されます。
その結果、「空間が統一」されます。
このプロセスが非常に重要です。
まずは、「3つのカラー」を設定してください。
そして、お次は「5つのアイテム」です。
①照明
②植栽
③クッション
④鏡
⑤壁紙
です。
これは、設え、空間の雰囲気を劇的に変えるアイテムです。
特に照明は、手軽に宿の雰囲気を変える活用必須アイテムです!
まずは、①照明
からです。
宿のバックヤード(調理場以外)も含めて、
「電球色に変えましょう」。
これ、すごく大切なので、
もう一度書きますね。
「電球色に変えましょう」。
いわゆる「電球色」はレトロな、
黄色調の色味です。
最近では、LEDタイプ、蛍光灯タイプ、など、
ほぼあらゆるタイプに適合できる「電球色照明」があります。
まずは、宿の中の、「蛍光灯(白色)」を、
「電球色に変える」だけで、宿の雰囲気が、
とても温かいものに変わります。
実は、蛍光灯明るすぎるがゆえに、
「陰(かげ)」を作ってしまいます。
部屋の四隅や天井などが暗く見えるのは、
この「蛍光灯による陰」が、
部屋の雰囲気を暗くしています。
そのため、その陰をなくすために、
また「蛍光灯」を追加します。
そうすればそうするほど、
「どんどん明るく、白っぽい、事務的な空間」
例えるなら「病院のような」「オフィスビルような」
空間に近づいて行きます。
でも、ホテルや旅館は、
「仕事する場所」ではないですよね?
「リラックスする場所」です。
あまり明るすぎるのは、やはり「特別感」に乏しく、
「リラックスできない場所」になってしまいます。
また、そうは言っても、
「うちのお客様は年配の方が多いから・・・」
と言うご意見も多々いただきます。
ご安心ください。
「いろんな電球色がある」とお伝えしました。
今は、調光・明るさを、段階的に変更できる照明が、
たくさん出ています。
例えば↓
https://store.shopping.yahoo.co.jp/light-pro/AH52368.html?sc_e=slga_fpla
電球色はもちろん、蛍光色にも変えられます。
明るさも変えられるので、ご年配のお客様対応も可能です。
これは、本当に一部の一部です。
次に、先ほどお伝えした、四隅について。
「暗いところを明るくするのが照明」です。
そのため、部屋の「8隅を照らす」が基本です。
天井の四隅、床の四隅、です。
そのためには「行灯」が最も効果的です。
統一した形の、同じタイプの行灯を、
四隅におくことで、空間の統一感が、
ぐっと上がります。
もし壁の段差などがあれば、
そここそ「陰」になるわけですから、
そこに「行灯」を設置すると、良いわけです。
なので、照明を買うときは、
基本4−5個を1セットとして購入するようにしてください。
また、
廊下などは、等間隔で、並べることで、
「照明に引き寄せられる」効果を作ることができます。
真っ暗な廊下を歩くより、
雰囲気のある廊下を歩きたい、ですよね。
さらに、「照明演出」について、
簡単にテクニックを紹介すると、
人間の目は、
自然界の中で、
「(太陽)光は上から注ぐもの」と言うことが、
脳にインプットされています。
なので、川面(下)から上に映る日光などは、
違和感を覚えて、そして多くの人には
「綺麗だな」
と言う印象を与えます。
これを活用したのが、
最近ですと、「木を下から当てる照明」です。
自然界にはほぼ無い光です。
建物に下から映る木々の陰は、
観ていて、とても素敵な印象を与えます。
こう言った「照明演出」ができるようになってくると、
客室の設えや備品への照明なども、
一気に「魅せる照明」へ変わってきます。
今、照明は、
最も注目されているインテリアアイテムの一つです。
コンセプトカラーを設定して、
まず「色で空間を統一」して、
照明を活用することで、
「雰囲気で空間を統一」する、
ことを、取り組んでみてください。
「植栽」以降は、また次のブログで書きたいと思います。