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2022.03.19

インバウンドブーム再来は、いつ?

こんにちは。
ホテル旅館専門コンサルタントの坂本です。

昨日も、ホテル関係のヒアリングがあったのですが、
最初に必ず聞かれることが、2つです。

1. インバウンドは、いつ戻ってきますか?
2. ホテル客室数は、過剰供給になってきていますか?(特に京都や東京では)

まず、1.の質問に答えるとしたら、
段階的なのですが、
2022夏:学生をはじめとしたバックパッカーが戻ってくる(アジア全域に)
     理由としては、やはり学生は、反応が早いです。今がチャンスなので、早々に動き出すと予測します
2022秋:紅葉のシーズンですが、まだ本格的に動き出す、というよりは、上記の学生さんなど「簡易旅行層」が継続する感じでしょうか。
2023春:旧正月でのアジア系(特に中国人)の動きが、気になるところです。中国の景気も、2019年と比較すると悪くなっている感じがしています。
     ただ、そうは言っても、やはり15億人を抱える国なので、まだまだ景気が良い人は、残っているかと。
     また、日本の方が、経済の落ち込みが激しい今だからこそ、日本での不動産投資や、日本企業への出資・買収の話が盛んになる気がします。
2023夏:本格的なインバウンド復活になると思います。ここに向けて、しっかりと仕込みをするべきでしょう。
     前回のインバウンドブームでうまく稼げなかった方々は、ここでしっかりと稼ぎましょう。
あくまで、坂本の予測です。もっと早くなる可能性も高いかな、と楽観的にも見ています。


次に2.の質問についてですが、
結論から言うと、
「地域による」というところです。
2019年末のインバウンドブーム終盤では、
「地方滞在ニーズ」が、かなり盛り上がってきていました。
いわゆるゴールデンルート「東京→京都→大阪」から、
北海道・九州・沖縄などへ、インバウンドが広がり、
さらに「田舎滞在」へと広がる直前で、新型コロナウイルス感染症になりました。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、
次の「日本インバウンドブーム」では「田舎滞在」が、
かなりのブームになるのでは、と個人的に予測しています。

今、日本人向けの「アウトドアブーム」「グランピングブーム」ですが、
これも相まって、地方滞在は面白い(カオス)の状況になるかと思います。
これは、地方ビジネスにとっても、かなりのチャンスです。

ただし、地方は宿泊施設が足りていません。



「今、宿泊施設がないところを埋める」必要があると思います。



ただ、日本に来たことがある外国人は、世界70億人の1億人にもなっていません。
「初めて日本に来る」人は、いきなり地方には行きません。
(学習旅行とか研修生は別です)

そういう意味では、変わらず「ゴールデンルート」のニーズは
あると言えます。



ゴールデンルート上の宿泊施設は、現状で言えば、
それでも「まだ足りない」と言う認識です。





前回のインバウンド訪日の不満は、以下の2つです。
①文化的コンテンツ不足
②日本らしさの演出不足
です。

「日本人が日本人であることの自覚」がほとんどないので、
「何をコンテンツとして提供すれば良いのか」が、
ほとんどの観光業の方が、理解していないことが、
問題です。

例えば「狂言と能の違いは?」
「茶道で、一服するのに、茶器を回すのはなぜ?」
のような簡単なところ含めて、
文化的なコンテンツが不足しています。

インバウンドとしては、日本に対して、
「なぜ」「なぜ」「なぜ」が山盛りです。

でも日本人は、英語もほとんど話せないので、
説明ができません。
文化的なことに関しては、知識もないので、
やはり説明ができません。

「おもてなし」や「礼儀作法」も必要ですが、
それ以上に、「文化的な基礎知識」を今こそ、
日本人全体で学び直す必要がありそうです。

まずは、宿泊業や飲食業など観光業に従事する方々から。

その知識を得た上で、
各地域の文化的な知識であったり特徴を覚えることから
始めないと、また同じことの繰り返しになってしまいます。

茶道を学びにきたアメリカの方を京都の茶道教室体験に連れて行った時、
「これだったらロスにある裏千家オフィスに行くほうが価値がある」
と言われたことがあります。

まさに、こういうことなのでしょう。

最後に、私は、観光系セミナーで、最初に聞く質問を。



「なぜこれほど多くのインバンドが日本へ来ているのでしょうか?理由がわかる人はいますか?」



観光系の方々ばかりですが、明確な答えを持っている人は、皆無です。
私は、持っています。

これが、日本の観光業における、


最大の課題です。


「無関心」「無頓着」「無知識」です。


みなさん、もう少し「学び」ましょう。

「外国から見た日本」

そして、

「外国の人が知りたい日本」

について。