こんにちは。
ホテル旅館専門コンサルタントの坂本です。

「人材の流動化」が叫ばれて、
もう10年くらい経つでしょうか。

高級温泉旅館の支配人をやっていた経験で言うと、
ごくごく当たり前の話なのですが、
「外資系ホテル出身の方は、外資系ホテルで」
「内資系大手ホテル出身の方は、内資系大手ホテルで」
が基本なのでしょう。

正直、上記のホテルである程度まで行った方でも、
旅館では、過去の経験が、
ほとんど役に立たないことが多いです。

なぜなら、上記ホテルのスキル・経験は縦型（経験を積む）と言う形、
旅館は、横型（広くスキルを得る）と言う形、だからです。

しかし、今こそ、この縦型・横型のスキルを交わらせて、
新しい「日本式宿泊施設」の形を作る時なんだろうな、
と感じることが多々あります。

もっと言えば、日本独自の宿泊施設の生き残りの形は、
これしかない、のだろうと思います。

日本人のきめ細かな配慮、と言っていた時代は、
もう過去の時代です。

横にも縦にもスキルを増やすには、
「知らない」を「知ること」に変える必要が有ります。

今の日本は「自分達が知っていることだけで解決しよう」
と言う政治家・経営者が溢れています。

今必要なのは「最適解を探し出そう」と言う、
明治維新にも似た人材なのではないでしょうか。

国内にないのであれば、海外へ求め、
時に、自分と意見が合わないことがあったとしても、
暴力ではなく、話し合いで解決する。

ただし、多少の経済的・政治的な犠牲は必要でしょう。

まずは「危機感を持つこと」

日本は、もう「発展後退国」だと言うことを認識すべきです。

そして、今こそ、多彩な人材、外国人人材、若手、女性、
さまざまな人財採用を、積極的に進める時です！